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音楽と風景と [音楽全般]

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よく絵画を描くように音楽を奏でる、とか、音楽は空気上のキャンバスだ、とか言う。
僕にとっても音楽とは風景である。
但しまったくArtisticではなく、その曲なりを聴いた風景を思い出す、というだけだ。
だから一番好きな曲、Danny Boyやマシュケナダは、親父が好んで聴いていて、
昔住んでいた家のリビングの風景や匂いを思い出す、そのサウダージを感じるだけである。
じゃあ知らない曲を聴いたらどうなるのだろう?
そりゃそれを聴いた時の風景をまたいつか思い起こすのだろう。

何となく録り溜めておいた映画を見ていた。
「マーサの幸せレシピ」というドイツ映画で、アマゾンのレビューから引用すると、
「人付き合いに無関心な女性シェフが周りの人間との触れ合いの大切さに気付いていく
ハートフルドラマ。最高の腕を持つ反面、人との関わりを軽視する料理店シェフ・マーサは、
ある日事故で死んだ姉の娘を引き取ることに…。」
という、まあ想像するだに大したことの無い映画。

でもBGMが。。。。
Keithの「My Song」から1曲目の「Questar」だったり、エンドロールが
Standards Trioから「Tribute:U Song」だったりすると全く話しが違ってくる。
それだけで僕には満点だ。
だってこれらの曲を使うセンスなんだから。

しかし10年ぶりぐらいにMy Songを聴いていて気付いた。やっとというべきか。
キースさん、30年前と素材は違えどやってることは一緒じゃん。

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