腹減り [Live後記]
Jimmy Smithは大食いだったそうな。
ギャラよりもステージ前中後の接待が大切な条件だったらしい。
昨日はパーティーの仕事だった。
朝起きてチェロを練習し、パンを一枚かじりつつ現場に向かう。
直ぐにリハが始まり、本番直前まで丁寧に曲をおさらいする。
お客さんが入り始める。
びっくりした。
普通の喫茶店に60人ぐらいのお客さん。
すし詰めである。
お腹減ったなぁ、と思いつつ無事に1stが終了。
ちょっと何か食べたい、と思ったが、カウンターはお客さんでぎっしり。
お客さんの追加注文で急がしそうで、こちらまで廻ってこない。
しょうがない。
2ndの1曲目はチェロを弾かなければならなかった。
チェロにはピックアップがない。
お客さんも一杯で聴こえないからまぁ良いや、と思った。
ところが、音が小さいからかだんだんとお客さんが集中して聴き始める。
チェロは人前で弾いたことはあるが、知らないお客さんの前で、しかもぎっしりで、
という状況は初めてである。
以前、ある人に教えてもらったことがある。
「大音量だと人は聴かない、聴こえなくても聴かない、その中間ぐらいが丁度良い」
はからずもその状況になった。
はぁ、緊張したわ。
チェロだけ褒められた。
終了後、チーズメンチカツをご馳走になって居眠り運転で帰った。
2009-07-14 11:53