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transcription [教則本]

20080926 coltrane ballads.jpg
ATNの教則本も1巻目の半分が過ぎた。
4/6拍子を4拍子で取る譜面が山ほどある。
その中には左足をシンコペートするパターンも多く、
左足が死んでいる僕には非常に厳しい。
なかなか進まなかったが、ようやくこれも一通りやってみた。
次の課題はコピー譜だ。

あまりコピー譜をやったことがない。
フィリージョーとビリーヒギンスを少しやったぐらいだ。
しかし今のままでは埒が明かない、と再認識していたので、
いつかやろうと思っていたエルビンに挑戦してみることにした。
エルビンは大好きだが、エルビンのフレーズをいかにもエルビンですよ!!
って叩くのは嫌だったんです。
ここらへんが問題だったんだろうな。
もっと天真爛漫にやらねばならぬ。

さて決心すると動きも早い。
早速、ATN以外の買い溜めていた教則本からもエルビンの譜面が載っている箇所だけを
コピーして1ファイルにまとめた。
CDはツタヤに行って借りてきた。
その中に「John Coltrane:ballads」がある。
学生時代にtapeで持っていたが、それ以来15年は聴いていない。

もう二年ぐらい前になるだろうか、セッションで大御所ピアニストと
「Nancy (With the Laughing Face) 」をやった。
エンディングでえらく怒られた。
「コルトレーンを聴いてないのか!!! 何でエルビンみたいなエンディングをしないんだ!!」
聴いてないと答えると、それから説教が始まった。
・いかに若者が研究していないか
・昔のジャズには全てが詰まっている
・それを聴かないのは先駆者に対する冒涜だ
・君らの音楽は手先だけで心から湧き出る尊敬の念が無い、、、、云々
そんなこんなで2時間。ははは。

それから二年、やっと昨日聴きましたよ、大御所さん。
エンディング、ただパシャンとやってるだけじゃん。
多分、ただの勘違いだったんだろう。
プレイヤーとしては尊敬していたんだが、
小石につまづけ、切実に願う。

「この曲はBalladsのバージョンでやると良いぞ」
と3秒でアドバイスくれたら無上の尊敬を抱いただろうに。
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